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ボイシング5 [voicing]

最後にブリッジを接着して、ネック装着、弦を張ります。
14.ブリッジ接着
ブリッジ接着をします。約0.7Hz/gでモノポール周波数は下がります。最初エボニーでは38gありましたから、26Hz程度下がります。このブリッジは重すぎるため、ローズウッドでピンとサドルを含めると25gありましたから、9Hz近く上がりました。トップの有効面積の重さはなるべく軽いほうが動きが良くなるので、ブリッジはなるべく軽く、現実的には20g程度が良いとされています。

15.ネック装着、弦張り後(ブリッジピンでモノポール周波数を調整)
最終的にネック装着し、弦を張って、リッジピンでモノポール周波数を調整します。ブリッジの重さもそうですが、トップ全体の重さを軽くすることで、トップを動きやすくしています。
ボイシング予測値.jpg
最後に、第9工程(top+side+back in mold after top-glued)のバックを貼り付ける前の値を基準として、前機種(Org.#2)の実測値(黄色)との差を加えた「Org.#3の予測値」を示します。最終結果(ブリッジ接着後)の実測値と比較します。モノポールは3Hz以内にあり、前機種の結果を羅針盤としてボイシングを進める意味があることを示しています。これができるには、同じサイズ、材質で工程を変えないことが条件になります。
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