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ボイシング4 [voicing]

バックも接着しました。これ以降の工程は、周波数特性を確認するだけです。Org.#3では、この工程以降、削ることはしていません。ブリッジ、塗装、サウンドホール、ネック装着+弦の影響を測定して、確認します。もちろん微調整したいのであれば、サウンドホールから削ることはできます。

10.top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge
基本的にはブレーシングは終了して、箱型になり、もう完成している状態です。大きな変更はできません。サウンドホールから指を入れ、トランスバースブレースを挟んでタッピングします。トップモノポール周波数は198Hzでした。

11.top+back+side out mold after top-back-glued taped-bridge+pin
ブリッジ+ピン+サドルを載せて、確認します。ブリッジを貼り付けるのは塗装後なので、両面テープで貼り付けて、周波数特性を確認します。ブリッジを載せることにより、20Hz近く(約0.6〜0.7Hz/g)トップモノポール周波数は低く(198→175Hz)なります。わずかですが、両面テープの影響で少し低くなります。

12.ヘルムホルツ周波数の調整
オリジナルギター3では、ヘルムホルツ周波数の調整を試みましたが、うまくいきませんでした。ヘルムホルツ周波数は、基本的には容積とサイドの柔軟さで決まってくる値で、ヘルムホルツ周波数を下げようとして、サウンドホール径を小さくすると音が詰まったような状態になってしまいます。サウンドポートを利用する手もあるかもしれません。但し、音を低くすることはできません。

13.塗装後
塗装するとトップ、バックモノポール周波数は9Hz下がりました。下がる傾向はOrg.#2でも同じでした。塗装がどう影響しているか良く分かりませんが、重くなっているからかもしれません。または、木目に染み込んで強度を落としている(?)のかもしれません。
参考:Ask the Expert: Does a Guitar’s Finish Really Affect the Tone?



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