SOFTWARE BASED ACOUSTIC GUITAR SIMULATION BY MEANS OF ITS IMPULSE RESPONSE [papers]
SOFTWARE BASED ACOUSTIC GUITAR SIMULATION BY MEANS OF ITS IMPULSE RESPONSE
MIGUEL ROMÁ, LUIS GONZÁLEZ, AND FRANCISCO BRIONES
Group of Signals, Systems and Telecommunication (SST), University of Alicante, Spain
miguel.roma@ua.es
アコースティックギターをライブで音質を低下せずに増幅する方法を提案しています。
通常、ピエゾマイクを使用する方法は、実際のセットアップは簡単ですが、音響放射エネルギーがマイクによって拾われないため、音質が低下します。そこで、ピエゾピックアップからの入力とアコースティックギターの音響放射のインパルス応答とのリアルタイムの畳み込みにより、音質を取り戻します。
アコースティックギターのインパルス応答は、DMLシステムエキサイター(スピーカー)をブリッジ下にセットしてサウンドボードをMLS信号(インパルス応答を取得するための信号)で励起して、コンデンサーマイクロフォンでギターボディからの放射を拾うことで得ます。
従来のマイクロフォン技術による録音とピエゾピックアップのインパルス応答との畳み込みを比較して、いくつかのテストで、後者は、ピエゾピックアップの直接増幅よりも自然に聞こえます。しかし、ギターの実際の音と比較すると、高周波成分が明らかに欠如しています。おそらく弦の直接放射成分が含まれていないことによるとしています。これは今後チェックする必要があります。
さらに、いろいろなギターのインパルス応答ライブラリを作成すると高品質のギターと低品質のギターを演奏するサウンドを得ることができるようになります。
という内容ですが、「一種のイコライザー」ということになるのでしょう。
1つ気になるのが、DMLシステムエキサイター自信の周波数特性はどうなっているかということです。また、この取り付け方法と位置も気になります。これ自身の位置と重さがギターのインパルス応答に影響しているのではないでしょうか。
あるギターとまるで一緒の音を再現しようとすると、もっと別な補正も必要になると考えられます。
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