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木材への加工ライン書き1:トップ [design drawing]

今日から何回かに渡って、オリジナルギターで採用している000タイプを前提に、直接木材に加工のためのラインを書く方法を、紹介します。

0.5mmシャープペンを使用しています。

トップ.JPG
トップの内側に
・ボディの外形
・サウンドホールの位置
・サドル位置(ブリッジ位置とブリッジプレート位置)
・ブレース位置
を書いていきます。
1.ブックマッチした中心ラインに垂直になるように、ボディの先端(ネックが接続するところ)に基準線を引きます。
ボディテンプレート.JPG
2.基準線に合わせてモールドを作る時に製作したボディテンプレートでギターボディ外形を書きます。
3.基準線から、150mmがサウンドホール中心になります。ここを中心として、サウンドホール、半径50mmの円を書きます。
4.基準線から、285.3mmにサドル位置の線を書きます。
サドル位置の計算は、
ボディ端(14フレット)から補正なしのサドル位置:281.8mm(=632.5-350.7)
弦の補正:2mm
サドルの斜め分:1.5mm(1弦から6弦までが3mm斜めになっているのでその半分)
をプラスした分です。
5.ブレース位置を書いていきます。ここで買った図面を参考にしています。ブレース厚さは9mmとします。
①トランスバースブレースは基準線から82mmに置きます。
②Xブレースのクロスポイントは、基準線から243mm、Xブレースは94°でクロスします。
③Xブレースのクロスポイントから、左右60mmの位置が第一フィンガーブレース、さらに60mmが第二フィンガーブレースの位置になります。フィンガーブレースは、Xブレースに平行に配置します。
④マーチンタイプの左右非対称のトーンブレースは、Xブレースのクロスポイントから、100mmに第一トーンブレース、さらに152mmの位置に第二トーンブレースを、Xブレースと72°で配置します。

写真のトーンブレースは、ダブルX仕様にしたので、クロスポイントから、左右100mmの位置にXブレースに平行に配置しています。

これですべてのラインが引き終わりました。

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