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オリジナルギター1-23 ボイシング7 [original guitar1]

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バック接着後、Boxになった時の周波数特性です。ヘルムホルツ周波数は87→95Hzとバックがついたために強度が増して上がったのだと考えられます。トップモノポール周波数は166Hzになりました。クロスダイポールは12Hz上がり、ロングダイポールは29Hz上がりました。ロングダイポールは369Hzが支配的で、435Hzの振動エリアは狭いです。バック無し(モールド無)から予測より、トップ、バック付き(モールド有)からの予測の方が当たっています。バック側はモノポールは217→222Hz ダイポールも369→379Hz になりました。何故そうなるのか、明確な理由付けはできないでいます。バックを貼り付ける前の単体の周波数をとっていますが、262(前回)→289Hzと変化しています。板としては何もしていませんので、経時で板の強度が変化したのかもしれません。

塗装後です。トップモノポール周波数は166Hzをもう少し上げようと、ブリッジの軽量化を行いました。29→20gに替えると170Hzにアップしました。バックのダイポールが変化しているのは良く分かりません。2週間位経っているのでこの形に馴染んだのかもしれません。

弦を張って音だし2日目の状況です。大きな変化はありません。前日のメモに「弦を張って10分くらいで音の響きがみるみる変わる。」とあります。確かに全く鳴らなかったものがサスティーンが見違えるようになりました。共振周波数の変化はありません。

強制振動テスト100h後
61h後、6弦の倍音、サスティーンが良くなっている。しかし、それ以上はあまり変化しませんでした。モノポールが下がっているように見えますが、自然変動の範囲のようです。今(2021/10/17現在)測ると173Hzでした。

20210918.jpg
<まとめ>
1.トップを接着した後(top+side out mold after top glued)から、バック接着しても周波数が上がらず、下がった。これは、予想外だった。
2.ヘルムホルツ周波数 T(1,1)1=94Hz トップモノポール T(1,1)2=173Hz バックモノポールT(1,1)3=225Hz (T(1,1)2の4半音+α上)は、結果的にほぼ目標通りだった。

ボイシングも7回目でやっと終了です。その進行状況を時系列でまとめました。自分で読み返してみても、すべてが記憶にあるわけでもなく、理解しにくいところもあり、全体像の分かるまとめ方を改めてする必要があると感じています。


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