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YAMAHA FG-200J 強制振動テスト [tests]

強制的にトップを振動させて、音に馴染ませる(何かが変化している)ことによって、鳴りが良くなることが知られています。

ネット情報ですが、某国内ギターメーカーは出荷前にクラシックを聴かせるそうです(これで本当によくなるかどうかはわかりません)。

で、確認してみました。

ロワーボウトの中心に伝振動スピーカーを付け、強制加振させて音の変化を確認しました。
鳴らした音の周波数帯域を測定すると、150~15KHzを中心に帯域が伸びています。音量は部屋にいると相当うるさいといった程度。

かなり古いものであり、トップ、バックとも合板であることからあまり期待していませんでしたが、400時間加振してみました。

結果は、
・100時間程度で高音(1,2,3弦)のサスティーン改善が見られた。
・300時間を超えたところで、全体のバランスがよくなったが、それなりのレベル。ハコ鳴り感はない。低音6弦3Fデッドポイントがかなり解消された。
・400時間で相対的に低音が出るようになったからか、高音の倍音があまり響かなくなった。

強制的に振動させることによって、粘性が減って振動が長続きするようになったということでしょうか? サスティーンは良くなります。でも、劇的によくなるというレベルではありません。デッドポイントが解消されたのは、よくわかりません。全体的に150~15KHzの音に対しては、馴染んだということでしょう。

tanδ(=粘性/弾性)が1~2時間で減少して落ち着くという報告もあります。10年くらいの長期的に変化するという現象とは違うと思いますが。

新しい木材に対してどうなるか、今後オリジナルギターでさらに確認していきます。


伝振動スピーカーの購入先がわかりました。
改良版です。前の物は電池駆動でしたが、電池レスになりました。
         https://direct.sanwa.co.jp/contents/sp/DN-B004/
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