オリジナルギター4 ボディ41:ブリッジ接着 [original guitar4]
ブリッジを接着します。
マスキングテープを剥がします。少し内側をパワーグリップ彫刻刀でトップ表面にキズがつかないように切り込みを入れます。剥がしたテープの上から塗装層がとれるので、この厚さを測定します。8回重ねて約400μでした。よって厚さは約50μ。塗装の厚さは100μ以下といわれているので、まあまあでしょう。
ブリッジ外形にピタッとはまるように塗装を剥がしていきます。塗装が剥がれたら、周囲のバリを落とすようにパワーグリップで内側に削ります。これは微妙な作業なので集中力が必要です。
塗装を剥がし終えたら、ブリッジの接着に移ります。これらは接着のための治具です。右側からCクランプ、内部からブレースを避ける治具、ブリッジ押さえ治具です。
クランプ後はこのような状態で一昼夜置きます。
ブリッジ抑え治具は、Cクランプ1本で押さえるため、ブリッジ中央と左右の高さをそろえるためにコルクで調整しています。中央部分も低音側が少し高いため、高さをスプルース材で補正しています。
内部からブレースを避ける治具は、内側からブリッジプレートを押さえますが、Xブレースやフィンガーブレースを避けるようにできています。この2つの治具でブリッジとトップを挟んでタイトボンドで接着します。
一昼夜おいて、クランプを外して完成です。