オリジナルギター4 ボイシング10:top+side in mold その1 [original guitar4]
top+side in mold というのは、モールドを付けてtop とsideを合わせて、疑似的にtopとsideを貼り合わせた状態にします。トップ周辺をサイドで閉じることにより周波数特性がまったく違ってきます。終端するか開放端にするかの違いです。
モールドとサイドが一体化していますから、サイドの重さが極端に増えることになります。サイドの重量が増えると、終端の境界がサイド側に寄ってくるので、トップの振動領域が増え、トップモノポール周波数は下がります。
トップを終端することで、モノポール、ダイポール、トリポールなどギター本来の周波数特性が出てきます。
モールドに入れなくてもトップとサイドを接着しても良いのですが、少しずつ工程を進めることでその結果を確認しながら進めています。もう4台目で想定通り、問題なく進められてきているので、いきなりトップとサイドを接着しても良いかと考えています。
トップとサイドの嵌合具合をもう一度確認します。その後、モールドとトップ、サイドを合わせていきます。
モールドにクランパーを全部つけて固定します。
小型ワークベンチを2つ並べて、トップ下側に物がないようにします。下にものがあるとその振動特性も合わせて測定してしまうことになるので注意します。
→ 明日へ続く。
2023-11-06 10:06
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