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木材の保管2 [woods]

一般的に木材は、伐採後できるだけ早く木材を最終的な寸法に近づけ、水分を乾燥させます。

また、木材は気候条件によって水分を吸収または放出し、それによって形を変えます。変形が制限されていると応力が発生し、応力が大きくなりすぎると、木材に亀裂が入ります。


 木材は用途に応じて適度な含水率にしてから使用しますが、ギター材料の場合、木材の保管は8%の含水率(0℃〜35℃の温度範囲で相対湿度45%での木材の平衡含水率)で管理します。 相対湿度45%RHの湿度管理された環境に木材を置き、平らに保つために、軽い圧力をかける必要があります。よって、接着するときの条件は相対湿度45%RHの下で行います。(Contemporary Acoustic Guitar Design and Build Dedign 4.1-4.3より)


 柾目材(クォーターソーン)は収縮率が小さいため、より乾燥して平らになります。板目材は、変形しやすいです。私の経験で言えば、10年前に買ったサイド材を2.5mmに厚み調整して、そのまま棚に置いておいたまま2年位たつと、板目だったため3mm位真ん中が膨らんでしまったことがあります。そういうことがあったので、保管方法としては、べニア材に挟んで軽く締め付けて置いてあります。部屋の中二階に置いてあり、冬は0℃から夏は35℃位になります。環境は成り行きです。

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