音とは何か [technical terms]
「空気が振動」することにより、我々の耳に伝わります。空気は、窒素や酸素などの質量を持った気体分子から成り、しかも圧縮されると元に戻ろうとするバネ的な性質を持った「弾性体」です。空気が質量を有する弾性体であることによって、音を生み、音を伝えることができます。
・音圧の可聴レベルは、最小の可聴音圧値 2×10^-5 Paから2×10^2 Paと表されるように7桁に及びます。音の強弱、音圧レベル(SPL)をdBで表します。
・点音源について、音は「距離が 2 倍になると6 dB 減衰」します。
・音が伝搬していく過程で、空気中に空気とは異質の物があるとき、それによって音の伝わり方が変化します。その境界で、音のエネルギーのほとんどははね返されてしまいます。これが音の「反射」です。
・一方、音の作用によって、ごくわずかですが板自身も振動します。この振動が入射面と反対側の面の空気に圧力変化を生じることで、音の再放射が行われます。これが音の「透過」です。
・人が音として知覚できる周波数の範囲はおおむね 20〜20kHz(年を取ると、高域が聞こえなくなってきます。私の場合は13kHz)。
・一般に、材料の厚さ、もしくは周波数が 2 倍になれば、透過損失は 5~6 dB 増加します。
・音速は空気中で331.5+0.6t m/s。
音速についてさらに知りたい方、なぜ空気中の音速が331.5+0.6t m/sになるか知りたい人は読んでください。
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