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Simple model for low-frequency guitar function 4 [theories]

Simple model for low-frequency guitar function 4

Ove Christensen

Institute of Medical Physiology A, University of Copenhagen

Bo B. Vistisen

The Acoustics Laboratory, Technical University of Denmark

(Received 8 November 1979;accepted for publication 25 May 1980)


IV章. 討論


Ⅲ章では、Ⅱ章で開発された単純なモデルが、トッププレート移動度と 音圧(SPL) の低周波特性を予測できました。そして、ギターの最初の 2 つの共振(f-とf+)は、相互作用するヘルムホルツ共鳴(fh)とトッププレート(fp)との結果であることが分かりました。


一般的に、最初の共鳴である「空気共鳴」をヘルムホルツ共振と呼んでいますが、本当のヘルムホルツ共振は 音圧スペクトルの 最初の2つの共鳴の間にあります。

 また、この論文のモデルは、剛体のボトム(バック)プレートを想定しています。つまり、ボトム(バック)は完全な反射体と仮定していますが、普通はバックは振動するので、3 つの結合発振器のシステムを検討する必要があります。

 振動するボトム(バック)プレートは、f-とf+を下げ、f+を2つの共振に分割します。ボトム(バック)プレートの効果は、図 1 の音圧(SPL) スペクトルで 230〜240 Hz 付近の追加の共振として見られます。トップの等価ピストン面積は、ギターのロワーボウトのトッププレート面積の 50%〜60%だといわれています。


この2つのカップリングは、バイオリンでも見られ、結合周波数係数はギターよりも小さい値です。これはおそらく、バイオリンの音量を減少させるサウンドポストの存在によるものと考えられます。


*音圧(SPL) 

音圧レベルとは、実効値の音圧をp[Pa]とした場合、以下の式で表されるものです。

なお、p0=20μPa(パスカル)です。p0=20μPaは、1kHzの音において、人によってはギリギリ聞こえる非常に小さな音圧です。音圧レベルの単位は、dB SPLです。SPLは、Sound Pressure Levelの略です。


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