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オリジナルギター2-5 構想:12フレット接続と14フレット接続 [original guitar2]

これもどうしようか少し考えてみました。
「ブリッジ(=サドル)はモノポールモードの振動領域の中央に配置される。」と考えられていますが、

Goreは、12フレットを推奨しています。12フレットネックでは、ロワーボウトの中央(≒振動領域の中央と考えている)にサドルがくる。トップ表面積の大部分が同相の音響放射に寄与するので効率が良い。ハイフレットを押さえるには、高音側のアッパーボウトを切り欠くカッタウェイで対応している。14フレットネックでは、サドルは2フレット分サウンドホール近くになるので、ロワーボウトの振動域が減り、正味の放射面積が減少する。アッパーボウトの影響は比較的少ない。

Somogyiは、12フレットスチール弦ギターを作り始めたとき、クラシックギターと同じように、12フレットスチール弦ギターのトップ振動板の真ん中にブリッジを置いていると思っていた。パワーは低下するが、甘く、繊細でカラフルなサウンドがでる。しかし、12フレットギターは同等の14フレットのギターを圧倒することはないと言っている。

12か14かというよりも、
1.ボディに対するブリッジの位置関係
2.マーチンギターの歴史的経過
3.Xブレーシングとブリッジ位置関係
4.ボディサイズ
が重要だと思われます。

12フレット14フレットのブリッジ位置.JPG
クラシックギターは、トランスバースブレースがサウンドホールの上下に2本あり、下側が振動域を決めているので、(振動領域の中央)=(ロワーボウトの中央)である(ブリッジ位置①)。

マーチンが、12フレットでスチール弦に対応したとき、ファンブレースからXブレースに変わり、トランスバースブレースは上側だけになり、これが振動域を決めて(振動領域の中央)≠(ロワーボウトの中央)になった(ブリッジ位置①のまま)。

ギブソンLー5に対抗するため、14フレット化で2フレット分ブリッジとブレースをサウンドホール側にずらしたので、(振動領域の中央)≒(ロワーボウトの中央)に戻った(ブリッジ位置②)。この時は、音質が変わり不評で(売れなかった)12フレットに戻ったそうです。

さらに14フレットのドレッドノートタイプの出現でトップの面積(ボディサイズ)が広がった(ブリッジ位置②のまま)ことにより、14フレットの音量が評価されるようになった。

のではないかと考えています。

小型サイズには12フレットもありかもしれませんが、14フレットとします。

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