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オリジナルギター2-4 構想:ボディ厚はセミディープ [original guitar2]

オリジナルギター1でもボディ厚みはセミディープにしました。

これは低音を出すためです。、ヘルムホルツ周波数 を100Hz以下に抑えたいと思っています。

ヘルムホルツ共鳴周波数fは、f∝ α*√ (S / V)  でサウンドホールの面積Sが大きくなると周波数が高くなり、ボディの容積Vが増えると低くなります。サイドの壁、バックの剛性次第なので、一概には言えませんが、これを比較してみることにします。

#2ヘルムホルツ.jpg

LMi図面=Martin 000タイプです。オリジナルギター1は、94Hzであっています。

オリジナルギター2では持ち易さを考えて、ネック取り付け部を少し薄くしたいので、90mmとすると、オリジナルギター1に比べて3Hzくらい高くなります。フットプリント(投影図)は同じで断面積∝容積と考えて、この比のルートをとって、周波数を比例計算しています。

今の私のつくり(=剛性サイドの壁、バックの剛性)では、この比例関係であっているようです。

自作してみると、SomogyiのModified-D(マーチンDタイプより少し小さい)というのはボディサイズとしては絶妙なサイズだということが分かります。

フットプリントが000タイプでは、ヘルムホルツを90Hzにしようとすると、厚みが100mm以上になってしまい、プレイアビリティが落ちます。

Modified-Dは、厚さを押さえて容積的に余裕があるサイズでヘルムホルツを90Hzにするのに最適なサイズだと思います。

落ち着いた低音を出し、ピアノトーンを再現するためには、Modified-Dがいいということが分かります。

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