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オリジナルギター1-28 ボディ塗装 [original guitar1]

1.バックとサイド
バックマスキング.JPG
バックとサイドを先に塗装するので、トップをマスキングします。

最初は木が塗料を吸うので、下塗りに専用のうすめ液で1:1の油性ポリウレタン塗料を塗布後、#400で直ぐサンディングを3回繰り返します。その後、一日置き、
・#400でサンディング 3時間おきに3回塗装 1日置く
・#400でサンディング 3時間おきに3回塗装 1日置く
・#800→#1000→#1500で全体をサンディング

ここで光っている部分(木管に入った塗料が光っている、凹んでいる部分)がなくならないので、このまま番手を挙げても塗料が削れるだけで、木目が露出してきてしまうと考え、コンパウンド50μで全体を磨くことにする。これが効果があり(紙やすりだけでは入り込めなかった部分)にも入るため全体のマット感が出てきた。

サイドとバックでは仕上がり状態に差がある。バックはマットではあるが光沢感がある。サイドは、曲線部分が塗料が薄くなったせいでムラが多く、木目が出ている部分がある。サイドにもう一度コンパウンド50μで磨く。バックと同じような光沢感が出てきた。

NGな点
①マット仕上げというより、光沢仕上げの途中という感じ。特にサイドは、紙やすりで#1000、#1500の時、ムラをなくそうと塗装の厚い部分等を強くこすりすぎで木目が出てくる。

テールエンド化粧部分の隙間.JPG
②木目、テールエンド化粧部分の隙間にコンパウンドが入り込む。→ 塗料を隙間に染み込ませることを10回繰り返し修正した。

最後にコンパウンド(和信製)で磨くが、ムラが取り切れない。

2.トップ
トップマスキング.JPG
ブリッジ貼り付け部とネックブロックをマスキングします。サウンドホールに塗料が入り込まないように紙を詰めておきます。塗装途中の写真です。

・#400でサンディング後、3時間おきに3回塗装、一日置く
・#400でサンディング後、3時間おきに3回塗装一日置く
・#800でサンディングを始めたが、塗布むらが取り切れず、#400から開始する。
・#400→#800→#1000→#1500→#2000でサンディング

インレイ塗装.jpg
サウンドホールインレイの周辺の隙間に厚めに塗装する。

鏡面仕上げをするため、
コンパウンド(和信製)で磨くが、2種のムラ 
①磨きの光沢の出方(磨きムラも塗装のムラによると思われる)
②塗装が薄いためサンディングし過ぎると木地が出てしまう。
がでて鏡面になる部分と木地が出てしまうところが多数発生した。

木地が露出して、塗装が薄くなった部分に再塗装で修正できるかを試したが、
①一度、#1000を使ってから再塗装すると鏡面が出る。
②木地が露出した部分は、コンパウンドでいくら磨いても鏡面にならない。
③木地の露出にも程度があるので、塗装面が薄い部分はムラになる。

#1200でサンディング後、マット仕上げを狙い、50μのコンパウンドで仕上げる。

トップ塗装完.JPG
サイド塗装完.JPG

<塗装修正>
トップは、スポット状の傷を#1000で落としてから、再度#2000で磨く。
⇒60%OK。 光沢ムラが残る。
サイドは、ムラが大きいので、サンドペーパー#1200で凸凹を取ってから、#2000で仕上げる。
⇒50%OK。ムラがまだ残る。
バックは、#1000で一度光沢部分を磨き、サンドペーパー#1500でスポット状のムラを落とし、再度#2000で仕上げる。
⇒80%OK。エッジに木管が埋まっていないムラがある。
塗装の修正が済んだところで全体をコンパウンドで仕上げる。

塗装を薄くし過ぎ、サンディングを強くしたため、木地が出てきてしまい、塗装ができている部分と木地が露出している部分との光沢差が取り切れない。 表面保護という意味では問題ないのですが、ムラが残って見栄えが悪い。次機種では、もっと塗装膜を厚くする必要がある。サンディングは、塗料だけを磨くようにしないとムラになりやすいので注意。

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