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オリジナルギター1-27 ネック塗装 [original guitar1]

塗料の選定は、ギターの塗装についてで書いたように、油性ポリウレタン塗料を使用しました。専用のうすめ液で1:1に薄めて塗ります。薄めないと粘性がありすぎで塗りにくいです。120mlでネック、ボディを含め、ギター1台塗ることができます。

塗り方をどうしようか悩みましたが、刷毛ではなく、布でもなく、キムワイプにしました。化学系の方にはおなじみですね。一番の理由は、けば立ちがないことです(これは重要なポイントです)。二番目はディスポーザブルなことです。

塗り方は、1:1に薄めた溶液を作っておき、一回分ごとに皿に出して、木目に沿って塗ります。夏の暑い日に外庭で行いましたから、表面はすぐ乾きます。なるべく2度塗りはしないほうが良いと思いますが、数分以内なら問題ありませんでした。ムラがないほうが重要です。

ネックマスキング.JPG
ネック取り付け部をマスキングします。もちろんフィンガーボード表面にもマスキングします。フィンガーボードの側面には塗装をするので、境界をしっかりマスクする必要があります。

1回目は木の吸い込みが激しいので、捨て塗りです。塗布後、#400で直ぐサンディングを3回繰り返し、そのまま乾燥させて一日置きます。

・#400で全体をサンディング後、3時間おきに3回塗布後、一日置く。
・#400で全体をサンディング後、3時間おきに3回塗布後、一日置く。
・#800で全体をサンディング後、3時間おきに3回塗布後、一日置く。
・#1000で全体をサンディング、手で握る部分は#1000で止める。
 ヘッド部分は、#1500→#2000で全体をサンディング

ここまでのNGな点

1.ニス層が薄すぎるのか、やすりを強くかけすぎたせいか、木目が出て塗装色が薄くなった。
塗布ムラ.jpg
<修正>
3時間おきに3回塗布後、ネックの握る部分は#1200で、ヒール&ヘッド#2000でサンディングする。

2.フィンガーボードとネック上面との平面性が悪く隙間が空いている。塗装時にもうまく補修できなかった。
隙間.jpg
<修正>
マスキングして上塗りを6回で50%程修正できた。さらに、2フレット、4フレット部分をマスキングして4回上塗りして、隙間を埋めることができた。ネックとフィンガーボードの隙間を埋めるのは大変。接着の際に隙間がなくなるように注意が必要です。

3.天板を塗装前に#1000で磨いたら、ニスが染み込まない。初めのサンディング時に必要以上に細かくしない。#400までにする。

ネック塗装完.JPG
最後にコンパウンドで磨き、艶消しで完成。

4.透明と謳いながら、この油性ポリウレタン塗料は、琥珀色になる。

ネック塗装結果.JPG

現在の姿。


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