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オリジナルギター4 サイド4:ベンディング加工1 [original guitar4]

ホンジュラスマホガニーは脆いので、ベンディングはやり辛いと思っていましたが、十分に水を含ませて、初めはゆっくりと曲げていけば比較的やり易く曲げることができました。一度、熱をかけると凄く柔らかくなるので細目にゆっくりと曲げることがポイントです。

ライン書き.JPG

さて、厚さを2.0mmにした後、木目の流れを見て、ブックマッチする表裏を決め、ベンディングの目安になるラインを書きます。

1.仕上がり96mmに対して110mm幅にカットしてあるので、ボトムから4mm、アップから10mmの余裕を見て、基準線を引きます。

 

2.さらに

①ヒールから125mmがアッパーボウトの中心

②ヒールから280mmがウエスト

⓷ヒールから520mmがロワーボウトの中心

 

に曲げの基準線を引きます。ウエストは曲げが反対になるので、裏面に引きます。

ベンディングアイロン.jpg
サイドを曲げていきます。ベンディングアイロン、霧吹き、モールドを用意して、ベンディングします。ベンディングアイロンは温まり温度が安定するまで1時間くらいかかります。
ウエスト曲げ.jpg
まずウエストから曲げていきます。モールドのウエスト角度を合わせていきます。ベンディングアイロンに押さえつけるとすぐに水分が蒸発してしまうので、霧吹きで常に濡れた状態で曲げていきます。木は熱を加える前は硬いですが、一度加熱した後は曲げやすくなるので、最初はあまり角度をつけずに行います。
アッパーボウト曲げ.jpg
次に、アッパーボウトの中心から丸くずらして円を描くように曲げます。
ロワーボウト曲げ.jpg
その後、ロワーボウトは、ずらしながら大きく円を描くように、霧吹きで水を含ませてから、両手で左右から押さえつけていきます。ベンディングアイロンの温度コントロールはHiでは高すぎて焦げるので、6くらいが丁度よいです。
次回へ続く。

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