オリジナルギター4:構想 オリジナルギター2、3の改善点 [original guitar4]
オリジナルギター2、3の改善点を表にまとめてありますが、重要なポイントの対策をあわせて、まとめておきます。表中、青は#2、赤は#3です。
1.塗装の改善点がダントツで多いです。
・塗膜を薄くすることを気にして、サンディングで木地が露出する。ネックは塗布回数を多くする。
・サンディングが足らなく、大きなキズや導管痕がなくならなかったり、平面性が出ていなく窪みができるので、粗い番手から、120⇒180⇒240⇒400と順番にサンディングを行う。
・乾燥不足で、時間が経つとヒケが多くなるので、硬化・乾燥時間を1週間とる。
・バック、サイド貼り付け隙間に、サンディングの粉が入り白く残ってしまう。隙間は塗装前にパテで埋める。
・ネックフレットボードの境の塗装は、フレットボードのサイドは塗装し、表面は無垢のまま残します。その時フレット隙間に塗料が入り込まないようにマスキングテープでしっかりと覆います。
・水性ウレタンニスは塗りやすいが、塗膜が柔らかく、ゴム痕が残るので、最後の塗膜の品質を重視して油性ウレタンニス(カンペ)を使う。
2.ボイシングについては、別に検討します。
3.バックの曲率を付けたいのですが、凸状のブレースがうまく合わず、またバックを接着後、バックブレースの凸が戻ってしまうので、曲面をしっかりとつくるため、ラディウスディッシュを検討します。
4.ベンディングアイロンの痕が焦げるので、温度を少し低くして行います。マホガニーはローズウッドに比べて脆いので、充分に水に浸してからベンディングします。
5.ロゼッタ溝の端がささくれ、バリがでる。これはルーターを遅く移動させて、刃の動きをゆっくりする。
6.ネックブロックが付くサイドとトランスバースブレースが付くトップの平行度が取れていない。ネックブロックを接着するときにトップとの垂直度、トランスバースブレースとの平行度を確認する。
7.ブレースとの嵌合するライニングの切り欠きが欠ける。トップは剛性を考えて、ラミネートライニング、バックはリバーシブルライニングを検討する。
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