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トラスロッド・カーボンファイバーロッドの溝 [woodwork]

ネック製作で最初にやる工程です。ネック材の右側に平らな面が残っている段階で溝を切っていきます。
ルーターベース.JPG
ルーターを持っていないので、ドレメルミニルーターにルーターベースを付けて使っています。

トラスロッド溝切.JPG
ネックは450mm程度あるので、これに真っすぐに溝を切っていくにはそれなりの治具が必要になります。ルーターベースの上下幅74mmに合わせて平行に動くように、モールドを作った時に余ったベニヤ板で、長さ475mmの枠をつくりましたが、今回は、ネックをボディまで食い込ませるようなスルーネック構造にしたため、枠の長さを40mm広げました。

これをネック材2本を並べた上にセットします。一本は使用するネック材、もう一本は高さを合わせるための台として使います。

トラスロッドの溝から加工します。

トラスロッドの組み込む方向は、調整ナットがボディ側になるようにしています。0フレット位置から10mmボディー側に入ったところから、ネックエンドまでスルーさせます。
ドレメルミニルーター用#654 Φ6.4のビットを使って、溝切を行います。
 ドレメルミニルーターはパワーがないので、トラスロッド幅12mmx深さ10mmの溝を深さ方向に、2.5mmx4回、幅方向に3回(Φ6.4なのでうまく微調すれば、2回で済むかもしれません)、合計12回に分けて溝切をしていきます。まず、ルーターベースの高さ調整ネジを一番締めた状態でビットの長さを10mmになるように合わせます。最後に10mmの深さを掘るのはこの状態です。1回目は、このビットを深さ2.5mmにして、両方のネジを締めます。ネジは手で締めただけでは、削る時の振動で緩むのでペンチで緩まないように固く締めることが重要です。2回目は、5mm、3回目は7.5mmにして掘ります。まず、溝の真ん中を6.4mm幅の溝を削り、左右3mm残った幅を順に削っていきます。

次に、カーボンファイバーロッドの溝を加工します。

カーボンファイバーロッドロッドは、0フレット位置から10mmボディー側に入ったところから、ネックエンドまで、410.7mmの長さで溝を掘ります。

ビットは#650 3.2Φを使用します。深さ9.5mmの溝を深さ方向に2.5mmx4回に分けて行います。トラスロッドの時と同様にルーターベースを一番締め状態でビットの長さを9.5mmになるように合わせます。最後はこの状態で掘ります。1回目は、このビットを2.5mm、2回目は5mm、3回目は7.5mm、4回目(最後)は9.5mmになるようにします。

大量の木屑がでるので、こまめに掃除機で吸い取ることが失敗を防ぎます。

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