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オリジナルギター2-A-5 トップのブックマッチ [original guitar2]

ブックマッチ.JPG
厚みが決定したエンゲルマンスプルースをブックマッチしていきます。今回はたまたま薄くする必要がなかったのですが、ブックマッチする厚みをなるべく確保しておきたいので、薄く削る前に接着します。

ブックマッチ前のハーフサイズ材の裏面になる面同士を合わせて、2枚重ねてベニヤ板(ボディのモールドを作った時に残った端材 600 x 45mm)に紙やすり#60を貼ったものを使って、エッジを削ります。こうすることにより、ブックマッチの接合がしやすくなります。光りにあてて、隙間がないかを確認します。これ作業はきっちりとやっておくことが重要です。

ブックマッチで合わせる面の隙間をなくすには、カンナではなく端面の長さにした紙やすりを用います。カンナで隙間なくそろえるのは難しいので、ベニヤ板(ボディのモールドを作った時に残った端材に貼った紙やすりが微調整が効きます。

確認が済んだら、
①一方をベニヤ板(ボディのモールドを作った時に残った端材 600 x 45mm)をFクランプ3個でワークベンチに固定します。
②作業ボードと接着しないように接着する面の下にラップを敷きます。
③その上にブックマッチ面にタイトボンドを塗り、合わせます。さらにラップをかけます。
④反対側からもベニヤ板(ボディのモールドを作った時に残った端材 600 x 45mm)で押さえて、Fクランプ3個で固定します。
⑤ブックマッチ面が浮かないよう、真ん中にも端材を当てて、Cクランプ2個で固定します。
⑥写真では、中央の浮きを押さえるために、さらにクロス方向にベニヤ板を当てて、固定しています。

この状態で一昼夜置きます。

トップにカビ.jpg
ここで失敗事例を一つ。トップのブックマッチした部分にカビの様な黒い斑点が出ています。表側であったため、表裏を変えました。バックのブックマッチ直後の物を一緒にソファー裏の床近くの湿った場所にに置いておいたためか、溢れたタイトボンドをふき取った布が汚れていたか、原因は不詳ですが、ブックマッチ後は良く乾かす必要があります。

<進度>
2-A-5.jpg



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