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「遠達性」に関する話 [woods]

「遠達性」に関する話から、こんな論文にたどり着きました。
興味のある人は、読んでみてください。

ホールにおけるフルート演奏音の聴感印象
——楽器の個性としての遠鳴り・そば鳴りに関する検証——*
日本音響学会誌73 巻4 号(2017),pp. 212–220
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasj/73/4/73_212/_article/-char/ja/

・遠鳴りとそば鳴りと評される楽器では倍音構造が異なり、特に弱奏と強奏で特徴的な差がある。
・楽器特性とホールの音響特性との関係を含めた検討の蓄積が望まれる。

だそうです。

気になるのは、まずステージでの音を聞いて、次に客席での音を聞くような評価方法をとっていて、評価する人(ほとんどがフルート演奏者)はその近場(演奏するステージ)で聞いた音と遠いところ(客席)で聞いた音をを比較して判断する人と客席で聞いた音だけで判断する人がいるそうです。この判断の仕方で好みの楽器が分かれています。

この2つの楽器の1つしか周波数特性が示されていませんので、これ以上は判断できませんが、楽器自身の特性とコンサートホールの特性のもっと詳しい分析が必要と思います。

結局は、楽器の音の大きさ、共鳴周波数特性とコンサートホールの周波数特性が掛け合わされた結果ではないかと思います。

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